2013年5月12日日曜日

スプレーバラとカーネのフラワーココット作ったお

 お世話になった美容師さんがお店を辞められるということで、お礼にフラワーココット的なものを作ってみました。
  え?お前が作ったのって?そうなんです。昔、花屋でバイトしてたもんで。
 
 バイトで作ってたころから約10年ぶり、ここ2年ほどで4個作ったんですが、毎回入れ物には直径5cmくらいのココットを使ってます。いわゆるアレンジ籠だとでかくて仰々しくなってしまうんですが、ココットだと花を盛っても手のひらに収まってかわいらしいんです。

 今回僭越ながら作成の一部始終を記事にしましたので、作ったことないんだけど興味あるという方はよければ参考にしてみてください。
 女性の気を引きたい野郎どももぜひ読んでみてください。 花で落ちない女は居ないらしいですよ!※ただしイケメンに限る。


  さて今回使う花は、ピンクのスプレーバラ、スプレーカーネーション、いずれも品種不明。そして定番のかすみ草です。

 美容師さんはとても明るい方なので黄色のガーベラをメインにしようと思ったんですが、ココットにするには花がでかいので、メインはスプレーバラにしました。
 というのは言い訳で、ガーベラを一本ドカンとメインに置いたココットをセンスよく仕上げられる自信がなかっただけです。
 次回はガーベラをメインに作ってみたいな~と思ってます。

 では手順を。まずはベースを作ります。


 ココットに、適当な大きさに切ったオアシスを突っ込みます。これがしっかりしてないと水を入れた時にゆらゆらしてしまうので、きっちりと入れましょう。とか言いながら今回少し小さくて後で修正するはめに。
 ココットに入れた後は面取りをしておくと綺麗に見えます。オアシスはカッターでサクサク切れて気持ちいいです。

 オアシスは、町中の花屋さんにてレンガほどの大きさのものが300円程度で買えます。売ってない店もありますので気をつけて。アレンジを店頭に置いてない店は扱ってないことが多いようです。以前、オアシスを手に入れなくて、残り物のつぎはぎオアシスでベース作って申し訳ないことしてしまったことがありました。。。
 
 花を刺す前に、オアシスが十分濡れるくらいの水を差しておいてください。おもしろいくらい水を吸ってくれます。
 余談ですが濡れたオアシスは、踏むとグニァ~ってなっておもしろいです。


 ベースができたら、さっそくメインのバラをぶっ刺します。

 一番気に入ったバラを選んで、高さを決めて、茎を斜めに切ってください。
 茎を針のように斜めにするのは、刺さりやすくするためと、水の吸いを良くするためです。
 茎の長さには気を使ってください。この高さがバランスを決めます。個人的には、アレンジはあまり高くせずにこんもりと盛ったほうが可愛らしさが増すような気がします。
  
 メインは中心から少しずらすのがポイントです。写真の構図決めもそうなんですが、一番見せたいものがど真ん中にあると安定しすぎててつまらなくなるんですな。
 バイト先のおばちゃんの作るオアシスは原子配列みたいにきっちり花が並んでてつまらんかったです。多分物理学が好きな人だったんだと思います。

 位置と角度を決めたら、一気にぶっ刺します!
 ウリャアアア!
 声は出さなくてもいいです。
 

 ちょっと、iPhoneカメラのレンズのせいで背が高く見えますが実際んとこ10cmもありません。

 メインの場所を決めたら、残りのバラをガンガンぶっ刺していきます。
 花は均等に割り振るより、渦状に配置したほうがよいような気がしますがこれはセンスにおまかせです。
 今回はこんな感じにしました。
 


 次に、脇役のスプレーカーネをぶっ刺していきます。
 咲いたカーネーションはあんまり好きじゃないんですが、スプレーカーネはとても可愛くて好きな花の一つです。ん~見れば見るほど可愛い。つぼみも可愛いです。


 写真を撮るのも忘れて一気にぶっ刺してしまいました・・・
 カーネもバラと同じように、流れというか渦を意識して刺してみました。
 
さて、ここで問題発覚。
ベースが意外とゆるくてグラグラすることに気づきました。
オアシスの大きさがココットに比べて小さかったようです。
しかし時間がなく、今から作り直すのはちょっとしんどい・・(いつもぎりぎりな私)
というわけで、くさびオアシスを打ち込む!!(泣)
ごめんなさい。。

 

 いよいよ仕上げに取り掛かります。
登場するのは、世界でもっとも可憐な穴埋め役、かすみ草さんです。
つぶが細かく花数が多いので、間を埋めるのに最適なんですね~。 余ったらドライフラワーにできるし。
 ちなみに、意外と知られてないみたいですがかすみ草は結構臭いです。今度匂い嗅いでみてください。うんこみたいな匂いすることがあります。

 うんこはともかく、こんな感じで、隙間にぶっ刺していきます。

 かすみ草はボリュームがあるので、あまりぎゅうぎゅうになってしまわないよう注意してください。
長めに茎を切って、花と花の隙間からダーツを投げるときのように刺すのがコツです(わかりにくい例えですね)
 あと、盛った花がドーム状になるように形を整えながら刺すのも大事です。
 多分、この工程が一番難しいです。 前回までの3作はここがすごく甘かったような気がする・・・

 下の方、ぴこ~んとかすみ草が飛び出ちゃってます。
 これはやりなおしですね。
 


 写真撮り忘れましたが、ココットの縁の辺りもオアシスが見えにくくなる程度にかすみ草ちゃんをぶっ刺してください。
 さっきのくさびのところも隠します(泣)


 さて、ほぼ完成です。

 
横から見てバランス取れてるかも見てくださいね~。これはまだ少し修正が必要ですね。
背はそんなに高くないでしょう?





 というわけで、完成品の写真を撮り忘れとるんですが、以上がフラワーココットの作り方です。
難しいのは最初のオアシスの切り出しと、かすみ草でのバランス取りですかね、それ以外は適当にやってもそれなりの物ができるような気がしますですよ。

 

 また花を贈るイベントがありそうなので、次回は、ココットにしたもののでかくて渡す前に茎が骨折してしまったアルストロメリアか、そろそろ旬のサンダーソニアを使ってみたいと思ってます。
 でもどっちもなかなか難しいんですよね~

 出来がよければまた公開するっす!

0 件のコメント:

コメントを投稿